PMDDとは? [生理の悩み]
女の子の美は体と心につながっています。体調が悪いと肌の調子も悪くなりますし、何か悩み事を抱えていると顔色も悪くなりますよね。
心と体が健康であればもっときれいになれますよ。メイクやスキンケアを頑張ることももちろん欠かせませんが、芯から輝くためには心と体の健康が基本です。
正しい知識をつけて、もっと輝く女の子を目指しましょう。
●生理前のイライラが止まらない
「生理が近づくと、無性にイライラしてしまいます。普段はめったにイライラする事はないんですが…。生理前になると同棲中の彼とも些細なことでケンカしてしまいます。
なんてことない、いつもだったら気にも止めないような、例えばリモコンの置き方とかがすごく気になって突っかかってしまうんです。
そんな自分が嫌で、自分の部屋にこもって泣いてしまうこともあって。仕事中もずっと引きずってしまい、集中できません。
●PMSかもしれません
生理前にイライラして、人にあたってしまうことがあるんですね。感情が止まらず、普段の自分じゃないような気がして辛いですよね。
そんな生理前の謎のイライラに悩む女性は多くいます。逆に涙もろくなってしまう方も多くいるのです。生理前に感情の変化の起伏が激しくなってしまうのは、PMSの症状かもしれません。
PMSとは月経前症候群と呼ばれるものです。PMSは生理の始まる1、2週間ほど前から起こりはじめ、生理が起きた1、2日後には解消される身体、精神症状のこと。
イライラだけではなく、ひどい頭痛や、過剰な眠気、判断力が低下したり、食欲が止まらなったり、様々な症状があります。
●PMDDって何?
PMSの中でも特に精神不調が強く出るケースをPMDDと言います。PMDDは月経前不快気分症状の略で、うつ状態と似ているものです。
人に対してすぐ攻撃的になったり、口論が止まらなかったり、突然悲しくなり涙が止まらなくなったり。ちなみにPMSもPMDDも起こる原因はまだ解明されていません。
そのため原因を解決するのではなく、症状を抑える治療が一般的になります。
例えばPMSの場合、ダイエットを止めてみる、朝お風呂に入る、運動を習慣化する、などちょっとしたことがきっかけで症状が良くなることも。
またピルや漢方で改善されることもありますよ。まずは婦人科に行って相談するのも良いかもしれませんね。一方PMDDの場合は、うつ病性障害の1つとされていますので、精神科の方がより良いでしょう。
PMDDだと思っていても、実は他の症状ということも大いにありえます。投薬による治療もありますので、まずは1人で抱え込まず、専門家に相談して下さいね。
●彼や周りに言っておこう
徐々にPMSも認知されてきてはいますが、まだまだ男性の間での認知度は低いもの。また知ってはいても、具体的に症状が分かりにくく、なかなか100%理解されるのは難しいかもしれませんね。
PMSやPMDDに悩む場合、そのことを周りに言っておくようにしましょう。もちろん、周りを気づかうといいう意味もありますが、自分のためにも重要です。
イライラが原因で嫌われたらどうしよう、と悲しくなってしまうことだってありますよね。
そんな時「この人はイライラしている私がいつもの状態じゃないと知っている」という事実があることで、心を落ち着ける事ができますし、ストレスを少しでも軽減することが出来ます。
いかがでしたか?毎月やってくる生理。そのたびに自分の気持ちに振り回されるのは、辛いですよね。生理前はなるべく頭を使わずにぼーっと過ごすというのも意外と大事なことなのです。
忙しいとなかなか余裕もないかもしれませんが、少しの時間でも自分を労る時間を作ってみてくださいね。
意外なPMSの症状 [生理の悩み]
PMS(月経前症候群)とは、生理前の約1~2週間前から体や心に起こる周期性のある症状のことをいいます。
定期的にやってくる生理前のイライラや食欲増進、胸のハリ。そろそろ生理かなぁ~と、ひとつの目安になっている女性も多いのではないでしょうか。
しかし、PMSの症状はさまざま。あなたが気づいていないだけで、PMSの症状が出ているかもしれません。
「定期的に体や心が不調になることがある・・・」と思ったら、ラルーンのカレンダーにメモしてみましょう。
そうすると、生理との関係が分かるかもしれません。生活や仕事に支障がでているとおもう方は婦人科を受診し医師に相談しましょう。ここでは、意外なPMSの症状を3点ご紹介します。
1.むくみがひどくなったり下腹がぽっこりする
生理前になるとびっくりするほどお腹がぽっこり。太った?と心配になったり、
もしかして妊娠?と将来を考えたりするかもしれませんが、これはPMSの一つである場合があります。
ひどい症状の場合は、普段着ている服が入らなくなる人もいるのだとか。これは、 月経前に多く分泌される黄体ホルモンが原因と考えられます。
これから起こる月経に備えて、細胞に水分・塩分などの栄養を溜めこもうとし、全身がむくんだり、腸管の動きがわるくなり胃腸がはったりするのです。
それで、お腹がぽっこり出てしまうのです。太ったかも!と思い、焦ってダイエットをするのはNG。生理前は痩せにくい時期であると同時に、身体のバランスを崩しやすい時期でもあります。
「体ががんばって準備しているんだな」と考え、労わってあげてくださいね。
2.とにかく眠い or 全然眠れない
寝ても寝ても寝たりない!会社でもウトウト・・・なんだか体が疲れているのかな?と思う症状が出たら、PMSの一症状である、「月経関連過眠症」かもしれません。
黄体ホルモンが睡眠中枢を刺激するので、眠気を感じる人がでてきます。また、黄体ホルモンは体温を上げる働きがあり、この期間は一日の体温の差が少なくなります。
その体温の差が小さくなることで、睡眠と起きている間のメリハリがなくなり、眠くなるとも考えられています。逆に、眠れないパターンも。こちらは「月経前不眠症」。
同じく黄体ホルモンの働きにより、体温の低下が少ないため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなり何度も目覚めてしまうことがあります。
その結果、疲れが抜けず集中力も欠けるようになるので、困った症状ですよね。症状を和らげるには、日の光を浴びるのが効果的。
体内時計がリセットされ、通常時の睡眠サイクルに戻そうと働きます。また、月経前に睡眠の質が変わる女性は約4割と意外と多いもの。
カフェインのとりすぎに気を付けたり、体温が下がるタイミングで眠れるよう、寝る時間の2~3時間前に入浴するなどの工夫をしてみましょう。
3.将来に悲観的になる-不安感、いらいら、落ち込み
「このまま一人かもしれない」「何をしてもうまくいかない」と、突然鬱々とした感情に悩まされることはありませんか?
メンタル的なものかなと見逃してしまうかもしれませんが、一定の周期で生理前に起こっている場合、PMSかもしれません。
突然気分が沈むという精神症状もあるのです。最悪、強い自殺衝動が起こるケースも。(重傷の場合PMDDといいます)
PMSといえばイライラの印象がありますが、ネガティブな気持ちになる状態もPMSの症状のひとつ。好きな音楽を聴いたり、美味しい物を食べたりとゆっくり過ごしましょう。
これはPMSの症状なんだと認識するだけで、気持ちが楽になれるかもしれません。ただし、気分の不快感がひどい場合はかならず婦人科や精神科・心療内科の医師に相談してくださいね。
月経血コントロールとは? [生理の悩み]
毎月の生理をゆううつに感じている女性、多いですよね。そんな女性に知っていただきたいのが「月経血コントロール」です。
月経血コントロールをすることで、骨盤底筋が鍛えられ、姿勢がよくなり、血行がよくなって「冷え」が改善するといわれています。是非参考にしてみてくださいね。
●月経血コントロールって?
月経血コントロールとは、 膣内に、月経血を溜めておき、トイレのときにおなかに力を入れて、一気に排出する方法です。尿や便を排出するときと同じ方法なんですね。
じつはこれ、「骨盤底筋」を鍛えれば、誰にでもできるんです。産後の尿漏れなどに悩まされる女性は多いものですが、骨盤底筋が強いと、尿だけでなく、月経血も漏れないように溜められる、というしくみ。
月経血コントロールができるようになると期待できる副効果は・・・
・姿勢がよくなって、太りにくい体に。
・生理が適切になる・経血をトイレで排出することで、清潔に過ごせるようになる。
女性にとって、うれしいことばかり!ですね。
●月経血コントロールのやり方
1)生理がきたら、膣口をしめるイメージで、姿勢よく過ごす。
2)月経血が溜まってきたのを感じたら、トイレに。
3)息を吐きながら、ゆっくりと腹圧をかけ、月経血を排出する。
無理に、下腹部に力を入れないように注意してくださいね。
最初は、月経血の溜まりぐあいや、膣口を開く感覚がわかりにくいかも知れませんが、なれてくると自然にできるようになります。
ナプキンの汚れが徐々に少なくなるのを目標に、気軽にチャレンジしてみましょう。
●月経血コントロールのコツは骨盤底筋にあり!
骨盤底筋とは、内股(うちまた)にあり、排せつをコントロールしている筋肉です。和式トイレを使うときや、かがんで床を拭き掃除する機会があれば、本来なら自然に鍛えられる場所。
でも、現在は普通に生活していては、なかなか使わない部分です。骨盤底筋を強化すると、便を出すための腹筋や肛門括約筋なども鍛えられるので、お通じがよくなります。
また、骨盤のゆがみが整い、骨盤内の血流がよくなるので「冷え」が改善され、生理機能も正常になることが期待できます。
普段の生活で意識するポイントは、尿道、膣、肛門の位置を平行に保つこと。着物をきているときをイメージした動きが理想的です。それにつられて、背筋もピンと伸びますよね。
また、エクササイズでも骨盤底筋を強化できますので、試してみてはいかがでしょうか?
●骨盤底筋トレの方法
1)あお向けに寝る
2)自然な呼吸で、ゆっくりと膣を締めて3秒キープ
3)息を吐きながら、ゆっくりと緩める
1)~3)を3回くりかえし、徐々にキープする時間を増やします。なれてきたら、立ったまま、椅子に座って、など、色んな姿勢でやってみましょう。
ポイントは、肩やおなか、足に力を入れないこと。お尻の穴と膣だけを、ぎゅーっと締めるイメージですね。
いかがでしたでしょうか。生理の量や、不快感、生理痛などを抱えて過ごす毎日は、ストレスですよね。
もちろん、この方法だけで生理痛が必ず解消されたり、うまく完璧に生理をコントロールできるようになることはありません。
ですが生理をポジティブに捉え、生理期間を楽しく過ごすためにも、月経血コントロールを試してみてはいかがでしょうか。
ドロっと経血の原因と対策 [生理の悩み]
生理のときのドロっとした経血に不快な思いをしたことのある女性は多いでしょう。実はあの現象、子宮からのサインかもしれません。
ここでは、ドロッと経血の正体をあばいて、解決する方法をご紹介します。
●生理のときのドロッとした血・・・あれはなに?
経血は、受精卵を受け止めるために柔らかくなっていた、子宮内膜がはがれ、血液がまざった状態で排出されるものです。
子宮内膜は、血液が固まらないようにする働きをもっていますが、経血の量が多すぎると、処理しきれないことも。
そのとき、 ゼリーのような、ドロッとした血のかたまりが出てくることがあります。小指の先ほどの小さなかたまりや、通常の月経期間に2度ほどの回数ならば、とくに心配はありません。
ですが、レバー状の大きな血のかたまりが頻繁に出る場合は、ホルモンバランスの異常や子宮筋腫の可能性も。心当たりがある場合は、婦人科で検診を受けるようにしましょう。
●ドロッと経血、どうすれば治る?
東洋医学ではドロッとした血のかたまりが出るのは、子宮の血流が悪くなっているサインだと考えられています。
血行に滞りがあることを「於血(おけつ)」と呼びます。生理機能の低下、重い生理痛や子宮の病気などは於血が原因となっている場合が考えられます。
子宮内の血行が良く、血液を固まらせない働きが整っていると、経血は分解され、さらっとした状態で出てくるもの。
ドロッとした経血が出る、生理不順、生理痛が重いなどの症状があるときは、於血の状態かもしれません。
●於血を解消するため生活習慣って?
1)やめた方がいいこと
於血の原因になるのは、「冷え」「しめつけ」「ストレス」だといわれています。寒い環境にいることはもちろん、姿勢の悪さ、生ものや冷たいものを食べたり飲んだりすること。
大量の汗をかく運動、長時間同じ姿勢でいることも体を冷やす原因に。また、過度なストレスを感じると、血管が収縮し、血流が悪くなります。これは、喫煙でも同じ状態に。
2)やった方がいいこと
イライラを感じたら、ゆっくりと深呼吸をし、緊張を和らげる習慣をつけましょう。体の力を抜いて、筋肉を緩め、血流を促すように意識するだけでも違います。
また、下半身を温めることも大切です。ふくらはぎは血液のポンプ役をしていますから、膝下(ひざした)が十分に隠れるくらいの足湯や半身浴がよいでしょう。
全身の血流を良くし、代謝を整えるためには、適度な運動も効果的です。軽く息が切れるくらいの有酸素運動やストレッチを習慣にしましょう。
体を温める作用のある、しょうがやトウガラシ、根菜類(いも類以外)などを積極的に摂るのも、寒い季節にはオススメです。
いかがでしたか?ドロッとした経血が出るときは、子宮の血流が悪くなっていることが考えられるんですね。毎月の子宮の状態を教えてくれる経血。よく観察して、子宮の健康に役立ててくださいね。
生理前の「イラッ」を抑える方法 [生理の悩み]
最近、イライラしやすいかも・・・と思うことはありませんか?女性の場合、生理前のPMS期は、女性ホルモンの影響でどうしても「イラッ」としがちです。
たとえ怒っていなくてもイライラ感を身にまとっていると、人間関係は悪くなるばかり。男性ばかりか女性にも避けられ、ますます負のオーラが出てしまうことに。
どんな時もにっこり穏やかな「にこやか系女子」はとても魅力的。今回は「イラッ」とする気持ちを抑える方法をいくつかご紹介します!
1.自分に自信を持つ
そもそも「イラッ」としがちな人というのは、 自己肯定が出来ない人が多いです。自分に自信がなく、心に余裕が持てないでしょう。
その結果、他人のちょっとした発言でイラッとしてしまったり、カッとなって自分を抑えられなくなってしまうのです。自分という人間を軽く扱われた!と、反射的に怒りの感情が爆発するでしょう。
対策としては自分に自信を持つこと。そうすれば、だんだんと「イラッ」としなくなります。ただ、簡単には自信は持てないもの。まずは毎日の生活の中で自分を否定しないことを意識してみましょう。
また、自分のいいところを寝る前に褒めることを習慣にしてみましょう。生理前でもだんだんと「イラッ」すること少なくなるのを実感できると思いますよ。
2.色のパワーを借りる
色の力は意外と侮れないもの。短気を治すために、色が役立つことがあるのです。イラッとする気持ちを抑えたいのであれば、「グリーン」や「ブルー」がオススメ。
グリーンは気持ちを落ち着け、リラックスさせてくれます。ブルーはカッとなった頭を冷静にしてくれる働きがあります。
ファッションに取り入れてもいいのですが、自分が身に着けているものはなかなか目に入らないことも。イライラしやすい場所・・・例えば会社のデスク周りに取り入れるのがオススメです。
反対に「レッド」や「イエロー」を身に着けるのは危険です。
脳を興奮させる色なので、さらにエキサイトしてしまう可能性が。暖色系が好きな場合は「オレンジ」や「クリーム色」など、柔らかい色を選択しましょう。
3.リラックスのツボを刺激する
ちょっとイライラしているなと感じたら、「百会(ひゃくえ)」のツボを刺激しましょう。百会の位置は頭のてっぺんです。両耳と鼻の延長線が交わる部分を指します。
イライラをぶつけるかのように、ググッと刺激するのはダメ。下の方に向けて、指の腹で心地よい強さで刺激しましょう。
そのときに工夫をするとさらに効果がアップ!好きな音楽を聞いたり、楽しかった出来事を思い浮かべましょう。ポジティブなことを想像しながら刺激をすると、身体の力が不思議なほどにスッと抜けて行きますよ。
4.鏡で自分の顔をチェック
怒っているときの顔、自分で見たことがありますか?正直なところ、自分が想像している以上に醜いです・・・。会社のデスクなど、ストレスが溜まりがちな場所に小さな鏡を置きましょう。
業務時間内に鏡を見ているナルシストに思われないように、自分に分かる程度の小さいサイズがオススメ。イラッとしたらすぐに鏡をチェックしましょう。
少々荒療治ではありますが、すぐに冷静になり、怒り癖も治りますよ。
生理前やホルモンバランスが急に変わるタイミングはどうしてもイライラしてしまいやすいもの。どんなときも心穏やかに過ごせる「にこやか系女子」を目指してぜひ試してくださいね。